乾燥したパサパサの髪

縮れ毛の原因と改善するためのヘアケア

くせ毛で髪型が上手くきまらずに、毎朝、通勤や通学前に苦労している人も多いのではないでしょうか。

程度の差こそあれ、かなりの割合の日本人が髪の毛にくせ毛の傾向があると言われています。

くしや整髪剤などを使用すれば簡単に直る軽度のものならば良いのですが、縮れ毛のように形状が大きく変化するものの場合、直すのも一苦労です。

こうしたくせ毛を改善するためには、髪の毛にくせがつく理由を見つけて、正しいヘアケアをすることがなによりも大切です。

髪の毛にくせがつく原因は人によってさまざまな理由があるために、何が原因かを判断するのも難しい場合が多いのですが、多くの日本人がくせ毛になる理由の一つに、髪の毛の水分の不足があります。

パサパサの髪

髪の毛がまっすぐ伸びるためには、毛髪に十分な水分が含まれていることが必要不可欠なのですが、くせのある人の髪は水分が不足しがちになっているために、髪の毛が途中で曲がりやすくなっています。

髪の毛に十分な潤いを持たせるためには、日ごろから多く水分を摂取すればよいのではないかと考える人もいるかもしれませんが、水をたくさん飲んでも、必ずしも、髪の毛に潤いが戻らない場合もあります。

水分が足りない人の髪の毛は、髪の毛自体が大きくダメージを受けている場合が多いからです。

そのため、髪が必要な水分を内部に保持しきれなくなってしまうため、髪が伸びている途中で大きく曲がってしまいます。

こうした髪の毛のダメージは何もしなくても起きることもありますが、髪の毛を染めることによって髪にダメージを与えているケースもよく見られます。

そのために、髪の毛を染めている人がひどいくせ毛で悩んでいる場合には、一番有効なヘアケアとして、染色の方法を再検討することをおすすめできます。

同じ色に髪の毛を染める場合でも、使用する染料によって髪に与えるダメージが大きく変化する場合があるので、できるだけダメージが少ないものを選んで染色することができます。あまりにもくせがひどい場合には、髪の毛を染色することをしばらく控えて、髪が健康な状態を回復するまで待つことも、非常に効果的です。

染色以外にも、髪にくせがつきやすく原因は多くあります。たとえば、特定の髪型を頻繁にすることによっても、髪の毛にくせがつきやすくなる場合があります。

特に髪の生え方に悪い影響を及ぼしやすいのはゴムなどを使用して、髪の毛を束ねる髪型です。

ゴムの強い力で長時間髪の毛の特定の部分に負荷を与えていると、その部分の周辺にだけ力がかかってしまい、髪の毛が曲がってしまうことがあります。

そのために、髪の毛のくせが気になり始めたら、ゴムを使用しなくても作れる髪型に変えることも、髪の毛のケアには有効です。また、毎日の洗髪もくせを改善するためのヘアケアには非常に大切です。

くせ毛で悩んでいる人のために作られたシャンプーやコンディショナーも販売されているので、こうした製品を使用法に従って正しく使うことで、潤いのある髪の毛を作るためのヘアケアがしやすくなります。